Endless world -咬龍の庭-
このページは、僕の好きなゲームや漫画、テレビ、そして日常の出来事などのことをつれづれなるままに書いていくブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

劇場版『DEATH NOTE』 感想
早速観に行ってまいりました。

最新映画のレビューですので、当然ネタバレ防止のため、本文は「READ MORE」の下に下げておきます。
ただ、未見の方に一言。
これはマジで面白いです!!デスノファンの人、そうじゃなくてもこの作品に少しでも興味を持っている人は、観に行く事を心よりおススメいたします!!


Death note (11)


Death note (11)







いやー、本当これ、マジで面白かったです。
物語としてかなり“アラ”があった事は否めませんが、それでも、「この作品を、作品としての魅力を損なわずに実写化した」という意義は、かなり大きかったのではないか、と。
というのは、実写化したことによって、原作では「週間連載の漫画であるが故」あまり表現できていなかった部分が表現できていたのです。

まずは、犯罪者がキラによって殺されてゆくシーンを実写で見せることによって、「“キラの正義”の暗の部分」が巧く現れていたこと。
漫画である原作と違って、実写では僕ら視聴者と同じ人間が死んでゆくシーンは、例え派手な出血とかが無い“心臓麻痺”でもそれなりにリアルに見えるので、キラが正義のためとは言え『人を殺している』ということに対して実感を抱きやすく、それに対し僕らは反感も抱きやすくなります。
原作の場合だと、“心臓麻痺”は絵的には地味であるのでメインキャラが死ぬシーン以外ではあまり「人が死んでいる」とは実感しにくく、キラの思想の歪みの部分は実感として見えて来やすいとはいえませんでしたし。
ともあれ、月の行動が原作以上に嫌悪感を抱かせるように表現されていたおかげで、少年漫画始まって以来の『悪の主人公』である月のキャラがより一層深みを増したと思います。

そして二つ目は、Lの異常性がよりハッキリとわかる、ということです。
原作の場合は“漫画”であり、漫画はキャラを際立たせるためにほとんどのメインキャラを多かれ少なかれ「異常に」描くのが常套手段ですから、Lがいかに変わり者という設定であっても、それが少なからず霞んでしまいます。
しかし、実写版の場合は画面に映るキャラクターの大半は「普通の人」なわけですから、そこに一人「異常者」が現れると、非常に目立ちます。結果として、原作通り異常なLが原作以上に異常に見えました。もっともこれは、「実写だから」というだけではなく、Lを原作の魅力そのままに演じた松山ケンイチさんの好演あってのものだったでしょうが。
ともあれ、Lが本当に異常に見えたおかげで、同じく異常な月の好敵手として、Lは更なる魅力を獲得したように思います。

この二点だけでも、この『デスノート』を実写映画化した価値はあったと思います。何故なら、この二つの強化点は、原作の設定の中でも最重要な点でありながら、繰り返しますが原作の“漫画”というメディアでは非常に表現しずらかった部分なのですから。


作品としては、序盤はちょっと出来が荒く、故に少しやきもきさせられた部分もありました。特に月は原作よりも視聴者が感情移入しやすい設定に変更されていたせいか、逆に彼が“凡人”に見えてしまい、その上中盤まではかなり後手後手に回っている印象があったので、月に関しては「大丈夫かな、この月」と不安も抱いてしましました。
ですが、クライマックスの月による「詩織殺し」は、そのやきもきを吹っ飛ばすくらいの爽快感(と言ったら変かな?)がありました。事の真相が明らかになった時は思わず心の中で「キター!!それでこそ月だ!!!」と叫んでガッツポーズしてしまいました。今まで月に不安を抱いていただけに、彼の非凡な頭脳、非凡な冷酷さが明らかになったあのシーンのカタルシス(というのもやっぱり変ですが)がより一層強いものになりました。
まあ、原作の月の設定を鑑みればあれは少しやりすぎな気はしないでもないですが(原作の彼は刃向かわない限りはできるだけ無実の者は殺さないようにしているし、あそこで詩織を殺さなくても目的は達成できたように思えます)。

とりあえず、後半を期待できるだけの完成度は、十二分に持っている作品でした。原作ファンの僕も大満足。原作をほとんど知らない一緒に観た友人もかなり満足したようです。
これは、後半も本当に楽しみです(^-^!!


ただ、この作品、上にも書いたように小さいアラが所々で目立った部分もありました。不満点というほどではないですが、少し気になったので、ちょっとそれらを挙げてみると・・・。

・渋井丸拓男、どうして無罪になったんだろ?あのシブタクに自分を無罪にできるだけの能力があるとはちょっと考え難いですが・・・。
この場面は、主人公・月の行動の動機を描写する重要なシーンだけに、「法にも限界があり、故にデスノートが必要」という論理の根拠の強さが問われるものだったと思いますが、このシブタクが例ではちょっと『根拠』としては薄っぺら過ぎでした。これは、一歩間違えばお話全体がちゃっちく見えてしまう危険性も孕んでおり、この名作の完成度を落としかねない、非常に拙いシーンだったと思います。監督や脚本家は、要反省だと思います。
にしても、シブタク、随分凶悪犯になっちゃったなぁ・・・(^-^;。

・妹のさゆよりも遅く起きてくる月。う~ん、個人的見解ですが、これはちょっと止めて欲しかったかも。『大学生』としてのリアリティは出ますが、完璧主義の月「らしくなさ過ぎ」ます。
まあ、このような「月凡人描写」があったからこそ、クライマックスのどんでん返しが映えた、とも言えるんですが・・・。

・順序は前後しますが。バスケの賭け試合もちょっと・・・ですね。原作のイメージとちょっと乖離が大きいかも。
まあ、月がバスケを華麗にプレイするシーンは、「月はスポーツも完璧」な設定を巧く表現していて巧い、と思いましたが。

・道端でリュークに大声で話しかけ、その上りんごまでキャッチさせようとしちゃう月。いや、いくらなんでもそれ迂闊過ぎですから!みたいな。レイも相当不審に思ったでしょう(^-^;。
他にも、詩織の前でうっかりリュークに話しかけてしまったりとか、どうにも序盤は月の迂闊さが目立ったり。人ごみの中で堂々とデスノート(しかも切れ端じゃない方)に名前を書いて見せたりとか(演出なことはわかりますが)あり得ません。ここら辺、もう少し「原作の月らしく」描いてくれれば、物語の緊張感ももっと引き締まったのに、と思えなくもないです。

・最大のツッコミポイント。「夜神さんの家の監視は、せめてもの配慮として夜神さんとLだけで行う」はずなのに、次のシーンではワタリとあと一人別の人も監視カメラの前に座っています!全然配慮になってねぇ!!
もっというと(これは原作でもそうですが)北村部長の家にも奥さんや年頃の娘さんはいます。なので、夜神パパに「配慮」する意味があったのかは、ちょっと疑問ですね。

・「犯罪者とはいえ人の命を囮に使うようなLのやり方は・・・」などと苦言を呈しておきながら、息子の無実の証拠になる犯罪者の死には安堵の表情を見せちゃう夜神パパ。オイオイ言ってる事違うだろ、みたいな。
細かい描写の一つ一つがキャラを引き立てることになるので、こういう「ご都合に流されるようなキャラ描写」は正直いただけなかったですね。特に、パパの上のセリフはLの異常性の根拠にもなるものだったので、それを自ら破綻させちゃうような描写は流石に拙いのでは、と思います。

・これは「ツッコミ所」とはちょっと違いますが・・・。
細川茂樹さんのレイ、やっぱりカッコよかったですね。“凄腕の捜査官”ということで、『響鬼』とはまた違う、でも根っこは同じ“仕事に命を賭ける大人の男”を魅力的に演じていました。やっぱりこの人は本当カッコイイな~。同じ男として、憧れます。
でも、ナオミとイチャイチャするシーンで、知的な大人の色香を漂わせながら甘えてくるナオミに、「うん」とか「そうだね」とか、『響鬼』でも見せた親しみやすい細川節で答えちゃう場面は「オイオイ、そこ、細川節で答えるシーンじゃないだろ!」と思わずズッコケてしまいました(^-^;。レイのクールで大人なイメージがちょっと崩れた一瞬です。
でもまあ、そういう「少年っぽい可愛らしさ」もまた、細川さんの魅力の一つでもあるんですけどね(^-^。
スポンサーサイト
この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://gozen1020.blog69.fc2.com/tb.php/14-a90f99a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -



最近の記事



プロフィール

ごぜん

Author:ごぜん
現在社会人として東京都心の企業に勤めている。出身地は北海道。
一人っ子。故に(?)わがままでせっかちなところがある。趣味はドライブと創作作品鑑賞。ただし基本的に超インドア。
話すのが大好きだが、上手なわけではい。



フリーエリア

このページはリンクフリーです。



フリーエリア

総計 アクセスカウンター 今日 アクセスカウンター 昨日 アクセスカウンター



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。