Endless world -咬龍の庭-
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創作小説『バルドフォースG』あとがきに代えて

先日完結いたしました『バルG』ですが、そのあとがきの代わりにという事で、書いていて印象に残ったシーンの解説なんかをしたいと思います。
この小説は、ご存知の通り戯画さんのゲームソフト『バルドフォース』と、『機動戦士ガンダムSEED』を初めとしたガンダムシリーズを元ネタとした二次創作小説なので、随所に元ネタに対するオマージュをちりばめました。書いていて特に印象に残ったシーンなどは、それが顕著です。
なわけで、もしこの拙い小説を元ネタを知らずに読んで元ネタに対する興味が沸いたという方は、是非元ネタをプレイしてみてください。僕の書いたものなんかの何十倍も面白いですから。

そして、この「あとがきの代わり」は、その元ネタへの手引書の代わりに読んでいただけると幸いです(^-^)。
2007年二月三日 ごぜん

小説第一話はこちらから









バルドフォース エグゼ
バルドフォース エグゼ
PlayStation2
アルケミスト









機動戦士ガンダムSEED 1
機動戦士ガンダムSEED 1
矢立肇、 他
バンダイビジュアル


では、「READ MORE」より本文へ」


●第二章 優哉の死(本編へのリンクも張っておきます)
印象に残ったシーンの筆頭に上がるのは、やはりこのシーンですね。
彼の死が、この『バルドフォース』の物語の全ての幕開けという事で、かなり気合を入れて書きました。
とは言え、まだ小説を書き始めて間もない頃でしたので、かなり拙い部分も目立ちますね。まあ、今でもあまり上手くなってないですが(^-^;)。
そして、このシーンの一番の課題は、ここに来るまでにどれだけ“優哉”というキャラや彼と透との絆を描写できるか、でした。それによって、このシーンの透への感情移入度が違ってくるよな、と思っていたので。
結果は・・・。う~ん、やはり要精進、といったところですなぁ・・・・・。

●第四章 VSデュエルガンダム
この二次創作を書くに当たって、イザークなど原作『SEED』ではかなりザコっぽく扱われていたザラ隊の面子を「ちゃんと“エースパイロット”として書いてやろう」という目標がありまして、その一つ目の機会がこれでした。
あとは、原作『バルドフォース』の醍醐味である強敵シュミクラムとの対決だとか、イザークといえば「痛い~痛い~!!」だとか、そういった原作たちのニュアンスの再現にも力を注ぎましたね。
とは言え、そこに力を注ぐあまり、イザークとサシで対決するに至る過程とかがマジ苦しい説明になってしまったあたり、力不足を感じずにはいられませぬ。
因みに、バトルの展開も「最初は遠距離武器の応酬→隙を見て近距離武器で一気にトドメ!」と、バルドフォースの王道戦術(と僕は思っている)を再現してみたんですが、どうでしょうか?

●第五章 憐との出会い
原作バルドではファイナルシナリオを飾るメインヒロインである憐との出会いのシーンも、やはり僕が力を注いだシーンの一つです。
この頃はまだ僕は「妹萌え」じゃなかったのですが(^-^;)、なんとか原作の萌えテイストもかもし出しつつ、透の妹への愛情みたいなものもしっかり(後の複線として)表現してやらねば、と思って書きました。
因みに、憐の登場がかなり序盤なのは、原作バルドをやってて、物語の核心たる彼女の登場が少々遅く感じたからです。やはり、こういうキャラはなるたけ早いうちに出して活躍させるのが、僕の趣味なので。
そして、もう一つのポイントは、憐と月菜を合わせることでした。この二人、原作でも面識があっても不思議じゃないにも関わらず、結局最後まで絡み無しでしたからね。別名『月菜ヒロイン化計画』たる(?)この二次創作小説において、それを成し遂げなければ始まりません!!
そして、やはり面倒見のいい月菜のこと、きっと憐を可愛がってくれるんだろうなぁと思い、そういう風に絡ませました。その甲斐あってか、ストーリーの都合上序盤はあまり絡む人物を増やせなかった透サイドにて、月菜と憐という二種類のブレーキが存在することとなり、結構透を描写しやすくなったのも事実です。

●第六章 ステッペンウルフVS四機のガンダム
原作『SEED』がオンエアされた時、その宣伝文句として「ガンダムの四対一のバトル!!」みたいなものがたしかありまして、しかしいざフタを開けてみると、主人公のキラ君が強過ぎて特に中盤以降はイージス以外ガンダムはほとんど一蹴状態だったので、「いくらなんでもエースパイロット四人を相手にしてそれは無いだろう!」と常々思っていました。この章では、そんな思いをキーボードにぶつけた感じです。
とにかく、ザラ隊のエースパイロット、そして四機のガンダムは本当に強いんだぜ!奴らとマジで戦ったら本当ならこうなるんだぜ!ということを書いたつもりです。まああとは、それに物語後半の伏線となる『反転』の登場も絡めました。
因みに『反転』は、原作だとこんなスーパーモードじみたものじゃありません。洗脳の解除に特化した能力です。ってか、この作品の『反転』は言うまでもなくもろSEEDの“種割れ”です(^-^;)。描写もSEED小説版のパクリオマージュです(いえ、ホントですよ^-^;)。でもやっぱり、折角主人公のみが持つ『反転』の能力、ビジュアル的に派手にした方が見てる方も書いてる方も楽しいでしょう?
あと、バトルの展開は原作バルドのサバイバルモードによくある“複数のボスキャラに同時に襲われる”というシチュエーションをモデルにしました。つまり、「こちらに殺到してきて、一撃でも食らって足を止められるとそのまま囲まれてボッコボコ」という奴です(思い出し涙)。
そして、書いていて思ったのが、「ブリッツ強えぇ」でした。あの“ミラージュコロイド”ってやつは、上手く使えば反則的ですな。ブリッツ、やはり二クールで沈むには惜しい機体だった気もします。

●第八章~九章 透VS強敵たち
ここから、いよいよ『飛刀』や『V・S・S』も登場し、お話に必要なキャラがほぼ出揃ってきます。この二章は、それらのキャラの紹介みたいな感じで書きました。
中でも印象に残っているのが、やはりVSバチェラとVSゲンハ。どちらも原作バルドではカルト的な人気を誇るキャラなので、描写にも自然と力が入りました。
バチェラ戦は、ガンダムシリーズでもおなじみの「VSオールレンジ攻撃」の再現。ファンネルのビームを超感覚でかわして撃ち落す、という、ガンダムシリーズをモチーフにする作品を書くなら一度は通らねばならぬ道ですね(^-^)。ただ、その後に気が付いたんですが、ファンネルをビームサーベルで切り裂くシーンも絶対入れた方が良かったなぁ・・。まだあの頃は、ガンダムシリーズに対する造詣が浅かったのです。許してね☆(←キモい・・・)
そして、ゲンハはもう僕が原作の中で最も気に入っているキャラだったので、気合入りまくりでしたよ!ただ、コイツは言動が常に18禁な奴なので、これでも結構抑えた方です。しかし、やはりある制約の中でコイツの持ち味を最大限に出すために台詞や描写を工夫するというのは、中々に楽しいことでしたね。『武装錬金』で和月先生が規制過多な今の風潮をポジティブに捉える発言をなさっていましたが、その気持ちが少しですがわかりました。
因みに、バチェラの機体はキュベレイ。これはもう、原作バルドをプレイした事がある方ならば誰もが納得してくれると思います。なお、一章から何度もキュベレイを「悪趣味なデザイン」とか書いてしまいましたが、僕はキュベレイ好きですよ(^-^;)。自己弁護させていただくならば、つまり、同じ機体でもハマーン様が乗ると“エレガント”ですが、バチェラが乗ると“悪趣味”になるだろうという、まあそれだけの話です(因みに、バチェラに対しての“悪趣味”が褒め言葉なのは、この小説を読んだ皆様ならばわかるかと)。
そして、ゲンハの機体はSEEDの“フォビドゥン”。これは、まず飛刀側の機体としてSEEDの三馬鹿の機体を出そうというのがあったのと、ゲンハの後半の機体はやっぱデスサイズヘルにしたいなというのがあって、ならライバル級の敵キャラであるゲンハには機体乗り換えがあった方がいいだろう、ということで、前半には同じ死神のデザインであるこの機体に乗せることになりました。正直、“ゲシュマディッヒパンツァー”はあんまりゲンハに似合った能力じゃなかったかと思いますが、それでもこの能力はゲンハの強さを表現するにはかなり便利な能力で、機体のセレクトも間違いじゃなかったかなぁ、と思ってますが、どうでしょうかね?

●第十二章 ミツル散る
え~、このお話は、後付的に「シュミクラムのあるこの物語の世界観の説明」とか「マリアを一端物語からフェイドアウトさせるためのイベント」とかいくらでも言えますが、発想は単に「三馬鹿ガンダムをコンビネーション戦術で勝たせたい」というただそれだけです(爆)
そのため、別にテーマとか深い意味は無いです。深い意味も無しに子供をむごたらしく殺しました。しかし私は謝らない( ̄^ ̄)!・・・・スイマセン(←よわ!)
ただ、なんか、キャラを追い詰めて殺すのって、結構楽しいことに気が付いてしまいました。漫画『ハーメルンのバイオリン弾き』で作者が、主人公たちを敵が追い詰めているシーン、主人公達に同情しつつも敵に感情移入してノリノリで描いていた部分もあった、みたいなことを言っていたのが、ちょっとわかりました。

●第十五章 運命の皮肉
遂に二人の主人公が本当の意味で“出会う”お話です。
この物語を書こうと決意した頃、丁度『ガンダムSEED』や『仮面ライダー555』みたいな“二人の主人公”な物語にハマってまして、故にこの作品は最初から主人公を二人作って進めていこう、というコンセプトでした。原作『バルド』も、主人公がくっつくヒロインに応じてそれぞれ別の勢力に組し、様々な視点を体験することによって少しずつ物語の全貌が見えてくる、という作品だったので、一本の作品にまとめるにあたってはどうしても主人公が一人ではカバーできない視点というのがでてくるわけで、そういう意味でも主人公二人制というのは合理的だと思いました。
んで、結果として「本来の主人公である透と関わるキャラが少ない」とか「アシュランのテーマが結局復讐なのか父からの独り立ちなのかハッキリしない」とか「透がゲンハと戦う回数が極端に減った」とか、まあそういう問題点も噴出してしまったわけで・・・。自分の力不足と、主人公を複数にすることの難しさを本当に痛感しました(>_<)。
しかし、二人の主人公がザッピングしたり直接関わったりするシーンは本当に楽しんで書けたのもまた事実で、特にこのシーンは、原作『SEED』では二人の絆がデフォルトから始まったのを、この作品ではゼロの状態から始めないといけないということで、「自分が親友と始めて会った時はどうだったかなぁ」とか思い出しながら書きました。結果、かなりお気に入りのシーンです(^-^)。
そして、題名は珍しく、二文字熟語ではありません。これも、ちょっと考えたんですが、実はこの題名は原作バルドのファイナルシナリオ以外のシナリオでのラスボス戦曲の曲名でして、この二人の関係性を表すにはいいかなと思いまして、あえてこうしました。(原作バルドでは優哉の仇はヒロインの一人で、やはり彼女と戦う時にはこの曲鳴りますし)

●第十六章 閃光
実は、ガンプラをモチーフにした創作小説に何故この『バルドフォース』を選んだか、というと、その答えがこの章です。
ぶっちゃけ、『仇が戦友』、『仇の機体が可変型』など、色々被りまくりだからです!!!
なわけで、その被りまくった部分を露骨にオマージュしたのが、まあこの章、というわけです。ついでに言うと、バトル中の描写もほとんど小説版SEEDの該当シーンのパクリオマージュです(いえ、本当ですよ、本当ですってば^-^;)。
あと、ここら辺でよく出てきた『決闘用に作られた孤島型構造体』は、元々このシーンのために設定しました。なワケで、明らかに無理のある設定ですね(^-^;)。
なお、このバトルシーンは、是非原作バルドの『運命の皮肉』を脳内で再生しつつ読んでほしかったりします。僕もそのイメージで書いたので。
因みに、この『仇討ち』までを前半としてしまったため、後半は怒涛の50ページオーバーのシナリオが長く続くことになります(泣)。原作では、六つ中二つ目のシナリオで仇討ち終わっちゃいますからねぇ。しかし、それも俺が選んだ道と腹をくくって、男は前に進むのでありました!(←そんな大袈裟なもんじゃねぇだろ)

●第十九章 幼馴染
前述のように、この小説には『月菜ヒロイン化計画』といいますか、原作ではどうにも報われなかった月菜をメインに据えて活躍させてあげよう、というコンセプトがありました。その分岐点がこのエピソードでした。
このお話、書いててものっそ恥ずかしかった反面、超ノリノリで書いてる自分がいました。やはり、月菜と透の関係性はこれまででかなり描写してましたので、話が固まってる分楽でしたね。これを書いてて、やはり、ヒロインのキャラとしての好き嫌いは別として、透に一番相応しい相手は月菜なのかなぁ、と思ったりしました。エンディングも、実は全シナリオ中透の結末としては最も個人的に納得がいくのが月菜シナリオでしたし。結果的に、月菜シナリオをメインに据えることで、作品が一本の『透の成長物語』として纏まった感もあり、やはり月菜をヒロインに据えたのは正解だったかな、と思えました。
因みに、僕も月菜というキャラは好きですよ。何か無駄に口うるさい所とか自分を見ているみたいで(^-^;)。自分に似ている所のある彼女を描いていると、心から「透、本当にコイツウザイと思ってるだろうなぁ」とかしみじみ思っちゃいました。

●第二十二章 あきらの死
二階堂あきらも、原作中で僕が本当に気に入っていたキャラクターでして、彼を描きたいというのもこの小説当初から持っていた抱負でした。そして、原作では彼の結末はシナリオによって変わるのですが、やはり一番カッコよくて劇的なものを、ということで、リャンシナリオのやつに決定しました。
ついでに、“ジャスティス”出すならやっぱここだろ。ということで、ジャスティスガンダムのお披露目も兼ねることに。ジャスティスをアシュランが飛刀入りした時に持たせるという案もあったのですが、やはりここら辺のシーンの盛り上がりを強めるために(あと、シナリオの都合上この前にアシュランが一度透に負けないといけないのでそこら辺の兼ね合いも含めて)それまではアレックスに乗ってもらう、という事にしました。
因みに、何故アレックスかというと、それは単にアレックス月菜に乗られたまんまじゃ真価発揮できなくて可愛そうだな、と思ったからです。アレックスは原作の『0080』での設定通り「真価を発揮できなかった不遇の名機」でしたが(本編中の描写の元ネタはシュミクラムが下手な頃の月菜です)、やはり折角の二次創作、原作ではあり得なかったシチュエーションもやってこそだと思ったので、「名パイロットを得て真価を発揮したアレックス」もやってみたというわけです。
なわけで、アシュランの元ネタの方がSEED DESTINYで“アレックス”を名乗ったのとか一切関係ないです!!あれはマジ偶然です!!
あと、PS2版ではあきらの声優は保志総一郎さんだったらしいですが、それも後になって知りました。っていうか、保志さんはあきら、どういう風に演じてたんだろう・・・。今度PS2版買ってみようかなぁ・・・(毎回広告してますが、実はやってません)。

●第二十五章 Face of Fact
透復活のシーン。もちろんモチーフは、原作バルドの憐シナリオのあのシーンです!
もう、あのシーンはこの小説を決めた時から描きたかったですよ!!原作プレイしてて主題歌『Face of Fact』が流れた時はマジ魂震えましたから!!ってなわけで、如何にこのシーンを盛り上げるのか、がこのシーンを書くに至っての課題でした。
結果、僕が導き出したのは『主人公のパワーアップと連動させる』という、極めて安直な作戦でした(爆)。ただ、後半主役機であるフリーダムへの搭乗はシナリオの展開上事前に済ませておかねばなりません。だったらどうするか・・・と考えてひらめいたのが、フリーダムの最大セールスポイントである(と僕が思う)“翼の展開”と“マルチロックオン+ハイマットフルバースト”の解禁でした。なので、それに始めて気付いたという方、もう一度読み返してください。これ以前の章に、翼の展開もフルバーストも示す表現は無いはずです。
結果、原作での「仲間の救援」の要素が希薄な代わりに、フリーダムの圧倒的な強さによって、まあそこそこ満足のいけるシーンになったのではないかな、と思いますが・・どでしょか?
因みに、フリーダムの翼展開状態をこの小説では「十二枚羽」と表現していますが、これはモチーフにした『HGフリーダム』が原作通り十枚羽として翼を展開させた場合、正直今一カッコよくなく、ならばとプラズマ砲も翼の一枚として展開させてやるとうって変わってカッコよくなったからです。MGとか買う金も作る余力も無かったので本来の設定通りのカッコよさを確かめる事ができなかったため、強引に設定変更しちゃいました。
そして、ここで原作でも月菜と戦うので、当時映画化の話が決定したばかりだったゼータガンダムと当時の最新主役機だったフリーダムガンダムが戦うのもドリームマッチじみてて面白いんじゃないかなということで、月菜の後半機もゼータに決定。決まり手の所謂“ウェブライダー特攻”は、ゼータを描くなら欠かせない定番ですよね(^-^)。

●第二十六章 平穏
この章は、幾つか印象に残ったシーンがあります。特に二つ、『フリーダムVSジャスティスの模擬戦』と『月菜とバチェラ』です。
前者については、やはり二次創作が故のドリームマッチ、といったところですね。原作では絶対に戦う事がないこの二機、実際に戦ったらどっちが勝つんだろう、というのは当然ファンならば誰もが一度は考えることだと思うので。折角の二次創作の場、やらない手は無かったです。
そして、後者。実はこれはこの小説のコンセプトが決定した段階から、是非ともやりたかったシーンでした。月菜とバチェラ、折角多くの共通点があるにも関わらず、原作ではほとんど絡まないままでしたから。
そして、やっぱり二人は同じ女の子で同じ時間を過ごしてきた仲間なんだから、きっと顔を合わせて話し合えば分かり合えるだろう、ということで、こういうシーンになりました。そして、バチェラを透と絡ませてやれなかった分、月菜と絡ませることでバチェラシナリオのテーマも回収できました。
やっぱ、月菜をメインにして良かった、と思えた一瞬でしたね(^-^)。

●第二十七章 クーウォン一家の末路
ここら辺から、お話は憐シナリオ一本に収縮されてきます。ですが、原作では単に逃げて終わったこのシーンも、ゲンハを描くのに使えないかな、ということで、ちょっといじってみました。
前述の通り、ゲンハは僕がこの物語を書くにあたって最も描きたかったキャラで、彼とクーウォン、そしてリャンの関係性もかなり深く考えました。その集大成がこの章のこの場面です。
ゲンハは本来本当に優しい奴で、言ってみれば「『はじめの一歩』の鷹村さんがより他人思いになった感じ」の性格が彼本来のものなのだと思ってます。ただ、彼に埋められた補助チップはそれを許さなかった。むしろ、彼が本来は優しい奴だったからこそ、より崩壊が早く、酷いものになったのだろうな、と僕は思っています。
そして、そんな彼からしてみれば、クーウォンは許せなかったんだろうな、と。何故なら、クーウォンは紛れも無く、彼をそういう存在にさせた元凶ですから。でも一方では自分やリャンを心底大切にしてくれたクーウォンに感謝してもいて、そこら辺で彼も大分葛藤していたんだろうなぁと、そしてその挙句が、リャンを危険に晒す事になってもクーウォンを殺したい、という、『飛刀への裏切り』という形で出てしまったのではないかなぁと、僕はそう思ってこの章を書きました。
そして、この章でリャンを殺したのは、単に月菜を最終決戦のメンバーに加えるには余剰人員が出るということもありましたが(爆)、やはりクーウォンの罪を最もハッキリとした形で表現するにはこれが一番なのかな、と思ったわけです。
クーウォンは実は、心の髄まで研究者気質の癖に最後で人間である事を取っちゃうというか、ある意味大変中途半端な気質なんだと僕は思うんですよね。それは一面では彼の美点なのでしょうが(絶対に行き過ぎた科学至上主義に陥らない)、玲佳のように彼のためを思って彼に尽くそうとする者たちは彼のある種メチャクチャな言動にいいように振り回されてしまうわけで、しかも彼はしっかりとしたアイデンティティの上でその言動をしていると心から信じているわけですから余計タチが悪いというかなんというか。結局、そんな彼の欠点に振り回されてしまったのが、玲佳でありゲンハであったのかなぁと僕は考えています。
因みに、クーウォンのシュミクラム『ゼクアイン』は、原作を僕は知らないのですが、原作バルドの彼の特徴である『銃火器と全身から火炎放射』、『重装甲だが接近戦では体術で戦える』を満たす機体のガンプラを探していたところ偶然この機体を見つけ、抜擢しました。後で知ったところ、このゼクアインはザクのようなポジションの機体だったみたいで・・・。まあしょうがないですが(^-^;)。
あと、最終章においてリャンは生き返りますが、最初はリャンは生き返らせないつもりでした。でもやっぱり大円団には最低原作に登場するヒロインは全員生きてないとダメかなぁ、と思い、生き返らせました。

●第二十九章 決戦
ここからはもう、クライマックスなだけに、この小説のコンセプトを決めた時から絶対書きたかったシーンのオンパレードです!
中でも特筆するならば、第一にはまずデュエル・ブリッツVSステイメン。というか、これは単にアシュラン以外のザラ隊全員が力を合わせた総力戦を描きたかったんですね。最後のバスターの武器でデュエルが敵を撃破するシーンの元ネタは、当然『ガンダムSEED』の最終回のアレです。あのシーンと「武器の転送」というネット世界ならではの設定があるが故に「ディアッカは途中で殺しちゃってもいいか」と思ったわけです(爆)。いえ、冗談ですが(^-^;)。本当は、単にニコルが生き残るお話があってもいいかな、と思っただけですよ。
次は、これが最も描きたかったシーンで、玲佳VS月菜!これは、原作と違って月菜が途中で洗脳を破るお話を書くのなら絶対やらなきゃならないことだろう、と思ってました。
そして、このお話では玲佳の描写にも力を入れていて、原作では「生まれ付いての悪者」ちっくに描写されていて過去もあまり描写されなかった玲佳を僕独自の解釈で更に掘り下げようと思ったんですが、このシーンはその一環にもなりました。
そして、玲佳と月菜は本当に似ていて、絶対に一人では生きていけないパーソナリティの持ち主なんですよね。寂しがりやで、しかも感情の振れ幅が極端な性格なので、隣に誰か着いてやらないと自己崩壊してしまいかねない人なんです。だから、きっと玲佳は月菜にそんな自分の姿を重ねて、更にその隣にいた透にもクーウォンの姿を重ねていたんだろうなぁ、というのがまず橘玲佳というキャラを描く発想の大本になりました。そして、それが最も表面化し、かつ透・月菜カップルがクーウォン・玲佳カップルを超える、所謂『少年の大人越え』の王道的燃え要素も加味したのが、このシーンというわけです。
因みに、上記の設定が故、二十五章で洗脳を打ち破った透と月菜を、玲佳は何もせずにクーウォンの元に返したわけです。純粋に二人を想っての行動です。それは、後でレベル7を攻めることを考えると明らかに矛盾するんですが、この頃の玲佳はその感情の振れ幅が激しい性格が故、既に精神が参ってきはじめていたんですよね。二十八章の言動(クーウォンを自分で殺しておきながら、彼の存在を悼むような言動の数々)はその現れです。
あと、トールギスⅢは単純に「デカイし強そうだからボスクラスの機体として面白いかな」という発想で玲佳機にしたんですが、後に原作を観て、あんなに「熟練パイロットでないと扱えない機体」というのがクローズアップされてるとは思いませんでした(^-^;)。『ガンダムW』ファンの皆様、すいません。
第三の特筆点は、最後のVSジオングですかね。これは単に、「シャアをモチーフにしたキャラなら最後に乗るのはジオングだろ!」とか「最古のラスボス機VS(当時の)最新主役機ってのも面白いんじゃないか」という発想からうまれたものです。そのため、何も考えずに設定した“アンチネットロジックバリア”を破る手段が最後まで思いつかず(核爆)、結局アッサリ終わってしまいました、スンマセンorz。

●第三十章 離別
この章も印象深いシーンの連続ですが、その中でも特に印象に残っているのは、透と玲佳の別れと、透VSゲンハの最終決戦でしょうか。っていうか、後半は玲佳とゲンハを描くためにあったといっても過言じゃないくらい僕はこの二人が好きだったので(イヤ、それは流石に過言か^-^;)。
玲佳の過去は、『バトルロワイヤル』の相馬光子がモデルです。彼女は光子のように過去によって直接は人生を歪められなかったのですが、まあ男運悪かったよなぁと(^-^;)。ってか、この場面だけ読み返すと、マジでクーウォン鬼畜ですね(汗)。前述のようにクーウォンの欠点の煽りを、玲佳はモロ受けてしまった形です。
まあただクーウォンの名誉のために書いておくと、玲佳が「クーウォンのため」と子供達に行った所業も実は相当酷いもので、憐なんてクーウォンがいなければ間違い無く途中で廃人になっていたレベルのものでした。なんで、クーウォンが玲佳を見限るのも、まあ致し方の無い面があったわけです。
結局「どっちもどっち」というか、お互いの悪い面が不幸にも最大レベルで表面化してしまったからこそ、間違いなく最大限に深く愛し合ったこの二人にも破局が訪れでしまったんじゃないかなぁと、そう考えると本当に男女って難しいですよね。
そして、VSゲンハのシーンは、原作『バルド』において透復活のシーンと並ぶくらい印象深いシーンでした。このシーンを描くために今までゲンハをみっちり描写してきたくらいですから。
ゲンハが透の親友であったかどうかは原作では明示されてませんが、この章では『現在の親友』である優哉と『未来の親友』であるアシュランが一同に会するので、そこに『過去の親友』としてゲンハも入れた方がこの三人の関係性が面白くなるんじゃないだろうか、ということで透とゲンハの友情物語も何章にも渡って描写しました。
また、原作ではこの戦闘にてラストシナリオを除く各シナリオのラスボス曲『運命の皮肉』が流れるのですが、この曲が流れるのは大抵シナリオのヒロインとの戦いなんですが、このゲンハとの戦いはどのヒロインとの戦いよりも“運命の皮肉”を感じさせるものでした(因みに次点がVS彩音です)。なので、このお話を描く時にも、そのニュアンスが出ればいいなぁと思って描きました。ゲンハのMSがデスサイズヘルなのも、フリーダムと対比させるためというのが大きく一つあります。昔は仲良く遊んだ友達が、今では自分と対極的なものになってしまった、という感じで。
あと、レミーとアシュランのデートは実は直前になってから決まったんですが、レミーのキャラは描いてて楽しかったです。因みに、レミーのモチーフは『CLANNAD』の藤林杏。僕の好きなキャラの一人です。

●最終章 ラストバトル
最後の戦いは、どういう展開にするか結構迷いました。やはり、長く続いた物語のフィナーレを飾る大切なイベントなので。
というわけで、最初は今まで登場した全ての仲間が人海戦術で戦って、一人ずつ脱落していって最後に透が残って・・・というのも考えたんですが、やっぱりシーンをややこしくしないためと、ラスボスは兄妹対決一本に絞った方がいいというのと、原作バルドのラスボス曲がスピーディーな曲だったんでここでもテンポを重視した方がいい、ということでこの形になりました。
なんで、ラスボス戦そのものよりも、その前のアシュランが透に優哉のペンダントを渡すシーンの方が本番っぽいです。
因みに、物語の展開上アシュランの方が多くのキャラと関わっちゃうのはシナリオの構想段階からわかっていたので、優哉のペンダントがアシュランの手に渡るのはそれを補うための苦肉の策です(^-^;)。う~ん、やっぱりダブル主人公って難しいですよ。

そして、エピローグ。
憐を生き返らせるというのは、このシナリオを思いついた段階から決まっていました。っていうか、二次創作なんだから完全なハッピーエンドにしたいのは当たり前じゃないっすか!
ただ、実は他の狙いもありまして、憐がフリーダムに乗って活躍する第二部というのも面白いかなぁ、と思っていたりします。描けるかどうかはまだ未定ですが(九章で憐がシュミクラムに上手く乗れたのは、安室の娘という伏線の他にこれの伏線だったりします)。

以上。長々とお付き合い、ありがとうございました(^-^)。
またいつか、僕が小説を書き始めたときは、またお付き合いいただけると幸いです(ペコリ)。

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【2008/09/11 21:11】 URL | #- [ 編集]

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現在社会人として東京都心の企業に勤めている。出身地は北海道。
一人っ子。故に(?)わがままでせっかちなところがある。趣味はドライブと創作作品鑑賞。ただし基本的に超インドア。
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