Endless world -咬龍の庭-
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『魔法先生ネギま!』単行本17巻 ピコ感想

えー、ずっと前に「書く」と言っておきながら随分ご無沙汰してスイマセンでした、『ネギま!』単行本17巻感想です。
因みに、かつてはこの作品、毎回感想を書いておりましたが、それだとほとんどの内容が先の展開の予想に終始してしまうこと、この漫画は一見理詰めに見えてむしろハッタリ重視の作品である可能性に思い当たり理詰めの展開予想には意味が無いのではないかと気付き始めたこと、そして毎週二時間近く記事の作成にかかるためハッキリ言って内容が手間に見合って無いと感じ始めてきたこと、などの理由により、これからは単行本の感想をメインとしていきたいと思います、ご了承ください。


では、本編の感想をば。


今回個人的に注目のキャラクターは、チャオを別格とすれば、夕映と祐奈ですかね。

夕映は、彼女の成長物語である「理論偏重少女から感情も重視できる少女へ」の要素に、二年も続いた学園祭編のラストであるチャオ編のクライマックス部分で焦点を当ててもらった、本当に幸せ者なキャラですね(^-^)。
前に夕映に焦点が当たった14巻の図書館探検部編では、「親友・のどかを応援しながらも同じ人を好きになってしまった→それは結果的にのどかへの裏切り行為→気持ちを知られてしまったらもう自分はのどかの親友ではいられない」と理論だけを先行させ、のどかやハルナにその気持ちを認めてもらったあともどこか自分の理論偏重的な考えを捨てられない感じで描写されていた夕映。
しかし、157話にて、『正義』に関しての議論で一端ネギに理論で論破された彼女が、それに対し158話にて、感情論でのビンタ一発!!それが逆にネギの決意を固めさせるきっかけになります。
かつては理詰めで考えるあまり誰も喜ばない選択しか出来なかった理論偏重哲学少女が、恋を知り、この重要局面で理を上回る感情にて想い人を奮い立たせる。一連の流れは、ここで語るまでも無く、成長物語として非常に良質ですね。夕映、これからどんなにいい女になっていくんだろう、と読者に期待させるのに十分です(^-^)。

そう言えば、14巻の図書館探検部編は、何気にチャオ編の隠れテーマ、ひいては作品のテーマの一つも先取りしていたのかも知れないと、今になっては思えてきますね。
この『ネギま!』とう作品、何気に善悪の哲学については結構深いこと言ってるんですが、それに相応しく今回のチャオ編でもそれが顕著になった部分があり、それが158話のネギのこの一言ですね。

「僕は 僕達自身の日常のために 悪を行う それを逃れることはできないのだと」(ネギ)

世の中正しいことばかりでは幸せになれない。時には自分自身や大切な人のためにあえて(それが間接的であるにせよ)多くの人たちに害をもたらす選択をせねばならないこともある。しかし、それを一緒に背負っていくのが、真の仲間というものなんだ、と。
思えば、夕映も「正しいこと」として、三角関係にケリをつけるためにのどかから離れていこうとして、だけどのどかやハルナに「そんなんじゃ誰も喜ばない」と強く諭されました。それはそのまま、今回夕映がネギにやったことに当てはまるのがまた面白いです。
夕映、どんどん重要局面で輝くいいキャラになってきてますね。っていうか、今のところ、メイン格である明日菜や刹那よりもオイシイところ取っていってる気が(^-^;)。夕映が最終的にどんな形でどういう場所に着地していくのか、非常に楽しみになってきます。


さて、もう一人の個人的要注目キャラは、何と言っても明石祐奈!!
彼女、毎週感想時代にも書きましたが、ここに来てなんか急にクローズアップされてきたんですよね。しかも、父親がもしかしたら魔法教師かもしれないというオマケ付きで。
学園祭が終わった最新話でも、何か学園祭最終日での活躍が一部で話題になってるような描写がありましたし、これはもしかしたら、近いうちに彼女もファンタジーサイドへ移動することの伏線なのかもしれません。
また、ここで彼女が魔法サイドへ移動すると、まき絵や亜子など(特にまき絵)魔法サイドとある程度関わりを持ちながらも何故かしぶとく日常サイドに残っている彼女らにも何らかの動きがあるかもしれませんね。
「目だ立たないキャラ」として一部ファンの間ではネタ的に扱われることも多かった運動部四人組も、意外な場所から動き始めるかもしれません。
キャラの多い群像劇は、こういう、予想外の現象がしばしば起こるのが醍醐味ですよね(^-^)。


因みに、まき絵と一緒に魔法の世界に一時飛ばされながら、何のかんの言って魔法バレする気配すらないいいんちょ。個人的には、彼女はしぶとく日常サイドに残留し、そこでキャラを立てていこうというのが作者の思惑なのではないかと思ったり。つまり、彼女の魔法バレは本当にクラスで最後の最後になりそうな予感です。
明日菜と並ぶメインヒロイン格でありながら、ここまで日常サイドに固執された描かれ方をしているというのは、やはり作者が彼女の今のポジションを大切に思っていることの現われな感じですしね。それに、そう考えてみると、明日菜がいの一番で魔法サイドにいくヒロインであることを鑑みると、いいんちょは対照的に最後まで日常サイドに残りそこから明日菜やネギに影響を与えるヒロインとして描かれるという考え方もできます(実際、15巻の明日菜編では彼女とじゃれ合う明日菜を見てタカミチが明日菜の秘密を明かすのを思いとどまる描写もありました)。


さてさて、やはり『チャオ編』を語るならば、ちょっと「17巻感想」の枠からは外れてしましますが、最後にこれは語らねばならないでしょう。
シータさんが唱え、僕が尊敬するあいばさんがそれに大きく賛同した、所謂“クーネギ説”です。
18巻掲載部分にて、チャオが持ち出した「チャオ家家系図」。それには、何とネギと結ばれることになる女性の名前が書かれているのだ、とか。んで、それは誰かという話になった所、シータさんが唱えたのが、「実はネギと結ばれるのは古なんじゃないのか?」という一見とんでもない珍説でした。
しかし、よく考えてみると、これが実は突拍子もない説でもなんでもないことがわかります。
・古はまほら武道会にてネギに好意を抱いた描写がある。
・ネギはイギリス人だがチャオは中国系。ならば、どこかでスプリングフィールドの家系に中国人の血が混ざる必要がある。そしておあつらえ向きに、ネギに好意を抱いている古は中国人。(提唱者:シータさん)
・古はバカキャラだが、ネギのようなインテリタイプの男性には、むしろ直感重視のおバカな女の子がお似合いなのではないだろうか?実際そうやって上手くいっているカップルの例も歴史上散見される。(提唱者:あいばさん)
・キャラが被るのに敢えて“中国人留学生”という設定のキャラを二人入れた理由は、やはり何か奥があるだろう。実際、9巻の巻末にある初期設定資料のコーナーでは、チャオが当初は今のチャオと古を合わせたような設定で考えられていたことがわかる。それを敢えて二人のキャラに分けたのは、それなりの理由があるだろう。
ここまで根拠が揃っていれば、もはやこれは珍説奇説の類とは到底言えないレベルです。何より、(最近になってようやく表面化した設定ではありますが)親友の二人が実は先祖と子孫の関係だった!なんて、面白いですね!
というわけで、僕もこの説、支持者に回ることを今ここにて公言しますね(^-^)!!
まあ、古とネギが結ばれるかどうかはともかくとして、古もチャオの祖先なのは堅いでしょう!シータさん、グッジョブ!!!








魔法先生ネギま! 17 (17)
魔法先生ネギま! 17 (17)
赤松 健
講談社

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【2008/09/08 23:22】 URL | #- [ 編集]

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魔法先生ネギま!『魔法先生ネギま!』(まほうせんせいねぎま、''MAGISTER NEGI MAGI'')は『週刊少年マガジン』で連載されている赤松健の漫画作品。略称は「ネギま」。作者によると「ネギま」の「ま」に、特別な意味はないらしい。副題は「MAGISTER NEGI MAGI(ラテン語で「 このマンガが読みたい!【2007/07/29 20:29】

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現在社会人として東京都心の企業に勤めている。出身地は北海道。
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