Endless world -咬龍の庭-
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“マクロ”から“ミクロ”へ 『機動戦士ガンダムOO』所感 その2
昨日、『ガンダムOO』をようやく現在放送分まで観終わりました。
その結果、これからの展開を担いそうなキャラ、この作品が描こうとしているテーマの一つらしきものが、薄ぼんやりとですが見えてきたような気がします。
なので、今回は、この作品のテーマ予測とこれからの展開予測を、そのキーになりそうなキャラに焦点を当ててやっていきたいと思います。



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本文は下の「READ MORE」よりどうぞ。

●沙慈・クロスロード+刹那・F・セイエイ

大切な彼女に一生残る傷を負わされ、おまけに唯一の家族であった姉まで殺されて、現在不幸の超どん底な沙慈君。
しかも、彼からささやかな幸せを全て奪い取った事件の背後には、全てソレスタルビーイングが。
これは、序盤から散々描写されてきた刹那君との関係が、ここで活きてこないハズはないでしょう!
おそらく、そう遠くないうち、おそらく第一部のラストあたりで、刹那君は彼と対峙し、そこで彼から、自分のしてきた事がどういう結果をもたらしたのか、知る事になるはずです。

番組視聴開始の当初から思っていたことなんですが、沙慈君は、刹那君に、彼らソレスタルビーイングがやってきた“戦争根絶”という活動が、ささやかな幸せの中で世界を生きてきた所謂“一般市民”にどのような結果をもたらすのか、を突きつける役所だと僕は考えています。
それは、彼の名前がそれを意味してるかと。

「サジ」つまり「些事」(取るに足らない、些細な事)。
全世界に戦闘行為への武力介入を宣言する、「天上人」を意味するソレスタルビーイング。そして、それを迎え撃つ、世界の三大勢力。どれも巨大です、途方もなく。
彼ら“マクロ”の存在にとって、沙慈君のような一般市民の一人など、ごく小さな“ミクロ”な存在です。その“ミクロ”の代表者が、沙慈君なんだと思います。
そして「クロスロード」、つまり「交わる道」
“ミクロ”の存在である沙慈君が、世界を変えるという“マクロ志向”の刹那君と“交わる”ことにより、刹那君に大きな分岐点が現れるのではないかな、と。
「クロスロード」は「十字路」、つまり「分岐点」とも取れますし。
実際、もし沙慈君が、刹那君の正体(ソレスタルビーイングで、しかもガンダムのパイロット)だということを知れば、彼を否定せずにはいられないと思います。
「どうしてこんな事をしたんだ!お前が何もしなければ、僕らはささやかだけど幸せな未来を過ごしていけたはずなのに!」
と。
そんな“ミクロからの反撃”は、実はかなり“ミクロ嗜好”な刹那君に、大きな衝撃を与えるはずです。

そう。刹那君、「世界を変える」とか「俺はガンダム(=“神”)になる!」とか“マクロ”な発言を連発していることから一見マクロ志向に思えますが、実はかなり“ミクロ嗜好”であったことが最近の放送によって徐々に暗示されてきているように思えます。
最も顕著なのは、先日放送話の夢の場面。
『一面に広がる荒れ果てた街並(まだ世界から戦争は消えていない)の中で銃を持って佇む刹那君に、マリナ女王が、足元に小さな花が咲いている(刹那君が本来所属する国・世界だけは平和になった)ことを指摘し、「もう止めてもいいんだよ」と優しく諭す。そして刹那君は銃を捨てる
すぐ後の場面で、刹那君自身が「俺は・・・止めたいのか?」と呟いているように、この夢は、刹那君の本来の望みが“世界の変革”などというマクロなものではなく、自分の所属すべき共同体の小さな平和、もっというと自分とその周囲の平和な暮らしという、ごくごくミクロなものである可能性を、極めて高く示唆している場面だと思われます。
また、彼を諭す役にマリナ女王が選ばれているのも面白いです。
マリナ女王は、他の政治家のような“マクロ”の始点から世界を見ているのではなく、「人々の平和な日常」というごくごく“ミクロ”な始点の延長線上として平和な国家を作ろうとしていた。そんな彼女の理想を、第一クールでは刹那君は華麗に否定してみせたけれど、実はマリナ女王の在り方にかなりシンパを抱いていたのではないかと思われるフシがあります。
だって、生死を分かつ大きな作戦の前に、わざわざ夜中に寝室にまで忍び込んで彼女に会いに行く、なんてこと、無関心だったりただ否定する対象だったりする相手にはまずやりませんよ!
刹那君、おそらく彼女の在り方の中に、自分が無意識のうちに求めていた安らぎを見出しているはずです。

そんな“隠れミクロ嗜好”な刹那君が、自分が渇望してやまなかった“平穏な生活”を持っていた知人のその生活を、良かれと思って行った活動のせいでメチャクチャにしてしまったわけです。これは効かないわけがないです。

ここまで述べてきたように、この『ガンダムOO』の大きなテーマの一つに“マクロ視点からミクロ視点への下降”というのがあるように思えます。
これは、二つのOPの冒頭部分にも“宇宙(天)から地球(地)に降りていくエクシア或いは刹那君”というシーンがあることからも読み取れます。
この“マクロからミクロへ”に関しては、詳しく後述します。


●ティエリア・アーデ(+リボンズ)

「マクロからミクロへの移行」と言えば、最近刹那君とならんで顕著なのが、何と言ってもこの人、ティエリアでしょう!
特に、先週放送話は、正に「ティエリアのミクロ移行物語」と言っても過言ではなかったような感じです。
過去に関するエピソードがまだ一切語られていないため、詳しいことはわかりませんが、その言動から、自身をヴェーダの意思の体現者(=“純然たるマクロ側の人間”)と強烈にアイデンティファイしていたティエリア。
ですから、突然ヴェーダとの接続を切られたことは、例えそれが人為的なものであったとしても、ティエリアにとっては「お前はマクロ側の人間ではない!」と、自分の所属するアイデンティティに見捨てられたと同じ事だったでしょう。
そして、そんな激しくアイデンティティロストしたティアリアに、強烈な救いの一発、ロックオンによる自己犠牲の救援!!
「“ティエリア”という一個人(=ミクロ)なお前が俺にとっては大切なんだ!!」という事を、しかもこれ以上明確な言葉はない“行動”で見せ付けられてしまったティエリア。かつてのアイデンティティだった“マクロ”からの拒絶と、“ミクロ”という新しいアイデンティティから救い
これでグラリと来ない人はいないでしょう!

また、この場面に至る前の時点で、既に彼という人間が大分柔らかくなっていたのも、見逃せないポイントです。
んで、どの地点から彼が変わったのかというと、おそらく対スローネにおける刹那君との共闘の辺りからだと記憶しています。
マクロからミクロに移行しそうな彼の変化の前段階が、マクロ志向と見せかけてミクロ嗜好な刹那君とのコミュニケーションだった、というのは何か興味深いです。
おそらく。ティエリアも実はミクロ嗜好で、これからミクロサイドに移行しそうなキャラだと思います。

ところで、ティエリアと言えば、彼と同じような機能の目を持つリボンズの存在が気になります。
しかも、彼、声がアムロの人なんですよね。おまけに、声がアムロの人であることはシークレット扱いになっている(wiki参照)。
つまり、彼の設定の核心部分が、アムロ・レイと深く関わりがある可能性は高いです。
アムロと言えば、“ニュータイプ”という人類を革新させる力を持ちながら(つまり、マクロサイドに立てる人間でありながら)、最後まで今ある人間の可能性を信じて(つまり、ミクロサイドに立って)、人類の革新を促すシャア(=マクロサイド)を否定し、そのために命まで捨てた人物です。
そんな彼との深い関わりを感じさせるキャラが登場している、というのは、何か捨て置けないものを感じます。


●王 留美

美乳チャイナっ娘セレブな彼女(^-^;)ですが、どうにもそれだけのキャラではない模様。
ここ最近、「世界が変われば、それがどんな手段であろうとも、変革後の世界がどうなろうとも構わない。変わらなければ(世界が)壊れてしまってもいい、とさえ思っている」と、ミクロの事なんざ眼中にない旨の“超マクロサイド発言”が目立つ彼女。
主人公達がマクロサイドからミクロサイドへ移行しつつある現時点でこの発言をするとは、彼女、最終的に刹那君たち、或いはプトレマイオスチーム全員の、敵対勢力になる可能性もあります。
つまり、もうそろそろ、最近の創作作品には恒例の「敵味方シャッフル」の時期が、この『OO』にもやってきたのかもしれませんね。


●まとめ

以上のことから、この『ガンダムOO』の大きなテーマの一つが「マクロ視点からミクロ視点への移行」であると、僕は考えています。
これがメインテーマではないかもしれませんし、これを通じてもっと具体的な何かを視聴者に伝えようとしているのか、或いはこの視点だけ与えて視聴者に色々考えてもらうのが目的なのか、それは現時点ではまだわかりません。後の物語を視聴していく上で明らかになるでしょう。

それにしても、興味深いのが、この「マクロからミクロ」の流れは、前シリーズである『ガンダムSEED』と全く逆方向であることです。
『SEED』は、前半はキラ・ヤマトという一人の少年の個人的な苦悩が描かれ、後半では彼が徐々に世界の事を考えるようになって苦悩を克服し、そして苦悩の大本たる世界大戦に立ち向かってゆく物語で、いわば「ミクロからマクロに昇ってゆくお話」と言えるでしょう。
この二つのシリーズが対照的な存在であり互いを補完しあっている可能性がある、というのは前回にも書きましたが、それが裏付けられてきている感じはします。

では、最後の最後に、「何故『SEED』は“ミクロからマクロ”で『OO』は“マクロからミクロ”なのか?」に対して自分なりの考えを述べて終わりたいと思います。
まず答えを一言で言ってしまうと、『時代』かな、と。
『SEED』が製作された時代は、“9・11”のテロをきっかけにして、世界が「アルカイダ+イスラム教過激派テロ組織+その支援国家 VS アメリカ率いる欧米の対テロ国家」という、単純且つ危険な二極構造になろうとしていた。そんな時代、“ミクロ”である我々一人ひとりが、危うく変わろうとしている世界たる“マクロ”に対して何ができるのか?というのが一番の課題であり、それ故『SEED』のような構造を持つ物語が作られ、ヒットしたのでしょう。
対して現在は、その対テロ戦争も大きなものはとりあえず収まり、世界は元の姿に戻りつつあります。即ち、大きく見れば平和ですが、各地に戦争の火種が点在し、実際に少なくない地域で小競り合いが行われ数多くの命が人知れず失われている、そんな姿に。なので、“マクロ”の視点から見てみると平和だけれど、実際に戦場となっている場所に住む“ミクロ”の人々からすればそんなことはない、という決然たる事実があるわけです。
故に、この今現在においては、『SEED』よりも『OO』のような構造の方が大衆に受け入れられやすく、需要があるのでしょう。

ちなみに、『SEED』と『OO』を一概に比較し、優劣を決めることは、あまり意味の無い事だと僕は考えます。
以前書いたように、同じ『ガンダムシリーズ』にも複数の形があり、それは時代と共に移りゆく物です。
『SEED』も『OO』も、よくその時代を映している、という意味においては、比肩すべき作品だと、僕は思っています。
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【2008/08/24 21:20】 | # [ 編集]

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【2008/08/25 08:55】 URL | #- [ 編集]

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機動戦士ガンダムOO/感想/第21話「滅びの道」

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#21「滅びの道」/アニメ「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」感想

違う、違う。オレはまだ生きている。生きているんだ!(刹那) ロックオーーン。 相変わらず見所が多かったですが、刹那とソランの名前の意味は刹那のストーリーラインの中でかなり重要みたい。 Wings of Freedom【2008/03/05 20:32】

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