Endless world -咬龍の庭-
このページは、僕の好きなゲームや漫画、テレビ、そして日常の出来事などのことをつれづれなるままに書いていくブログです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ひぐらしのなく頃に 祭囃し編』 感想
遂に読了しました!!
この記事は当然のごとくネタバレなので本編既読者専用なのですが、ここでは未読者に向けて一言。

これは、本っ当ーーに名作です!!

作者の文章力、設定の煮詰め方、世界観構築の仕方、そしてオチ、そのどれを取っても素晴らしい!僕が読んだ中でも、最高クラスに属する創作作品だと思いますよ、この『ひぐらし』は。

なので、まだこの『祭囃し編』を手にとっていない方は、どうかできるだけ早く手にとってください。
なので、まだ『ひぐらし』をプレイしていない方は、どうかできるだけ早く、この作品完結を機会に、手にとってください。
なので、今まで『ひぐらし』が「怖くてプレイできなかった」という方は、どうかできるだけ早く、この最終章発売を機会に、手に取ってください。

ミステリ好き、ギャルゲ好き、アニメ好き、小説好き。どれか一つでも当てはまる方で、まだこの『ひぐらし』をプレイしていないという方は、どうかこのゲームを手にとってみてください。上記の全てに当てはまらなくてもいい、一つは好きだけど一つは嫌いという方でもいいです、騙されたと思って手にとってみてください。
きっと、素晴らしい作品が貴方を待っています。
自信を持ってそう言えるくらい、この作品は素晴らしいと、この足掛け四年半にも渡る大作を最後まで読み終えて、僕は心からそう思います(^-^。

では、これ以降は既読者のみお読みください。この作品は、ネタバレしてしまうのが本当に勿体無いくらいのものですからね。

いや~、本当に文章が素晴らしかったです!
竜騎士07さん、今までも文章上手な人だな~とは思っていましたが、今回は待望の最終章だったことも相まってか、本当神懸ってすらいました!
作品自体は基本的には王道的な展開であるのにも関わらず、読中、まるで決壊したダムのように押し寄せてくるハラハラドキドキ、「面白い!」というトキメキという名の新鮮な感動に、終始圧倒されっぱなしでした。
それは多分、この作品が、きちんと「人物」や「時代」や「世界観」を描けていたからなんじゃないかと、僕は思います。
時代描写は説得力がありました。多分それは、しっかりと取材し、しっかりと時代考証を行っていたからでしょう。
人物描写は迫力満点でした。それは多分、作者がしっかりと人間観察をし、そして製作したキャラたちを愛し、彼ら彼女らを理解しようと努力を怠らなかったからでしょう。
この作品の世界には本当にグイグイ引き込まれました。それは、作者がこの作品を真に愛し、この作品にはどういう世界観が似合うのか、どう説明すれば読者にもこの世界を好きになってもらえるのかをしっかりと考え、そして理解していたからでしょう。

この作品、単純な“読み物”としても、超が付くほどにハイレベルだと思います。作品に引き込むだけでなく、読者に「俺もいっちょ何か書いてみようかな」と思わせる何かが、この作品にはあります。実際、僕も読中、創作意欲が刺激されっぱなしでした。(そして、だからこそ裏エンド(※)の演出が本当にニクイ^-^!)
『ギャルゲー』とか『ミステリ』とか、そういう皮を被らなくても、この作品はそれ自体でも本当に優れていると言い切れます。下手にテーマを読み解かなくても、文章一つだけでも十二分に魅了されるものが、この作品にはありますね。

ああ、本当、一生に一度はこんな作品を書いてみたいものです。要精進ですな(^-^。

無論、文章だけではなく、絵も、そして音楽も非常にハイレベルでした。
特に音楽は、作品全体のメインテーマ的存在にまでなった『Thanks』などの作者が実は全くの部外者で、この作品のために独自に音楽を書き上げて献上した、というエピソードは、何となく、奇しくもこの作品のテーマを現実に体現している気がして、なんか感慨深いですね。


●ひぐらしの『真の解』
「誰も犠牲になることなく、全てのいさかいを許し、最後にはみんなが笑っている世界」
それが、この作品の『真の解』でした。
そして、その中にはちゃんと、“犯人”である鷹野も入っていましたね。
おそらくこれは、スタッフルームにあったように「対立している二国家間にエイリアンが責めてきて、それを両国が団結して倒し、人間万歳する物語」やら、現実の世界情勢やらのアンチテーゼとして考えられたものでしょうが、それとは別に、ミステリー小説へのアンチテーゼとして生まれた、とも取れます。
“犯人”という、全ての罪・穢れを被る人間がいて、彼彼女を最終的に弾き出さなければ成立しない『ミステリー』というジャンル。でもそれは、よく考えてみれば、非常に非人間的なものではないだろうか?そんな作者の考えが、同じく一応ミステリというジャンルに身を置く今作の『真の解』からは読み取れるような気がします。

それにしても、何が凄いかって、前作であれだけ「極悪非道な狂人物」として描かれた鷹野が、今作冒頭では突然延々と辛い過去シリーズな話の主人公になっていて、「実は悪い人じゃなかったんだよ展開」になってしまい、ともすればそれは非常に陳腐な展開として読者を白けさせても全然おかしくないはずなのに、白けるどころかこの展開がかえってこの作品に僕を引き込んだ、ということでしょう。
それはやはり、ここに至るまでに延々張りめぐらされた緻密な複線を、この展開の中で実に効果的に回収していったからに他ならないでしょう。
第一章、四年半も前の作品である『鬼隠し編』の時に既に登場していた「ジジ抜き」や「綿流し」、そして「オヤシロさま信仰」といった複線の数々。その複線が全てここに来て最高に活きているからこそ、こういった実に危なっかしい展開においても、すんなりとその展開を受け入れられるのでしょうね。(ここら辺は、上記の「この作品の“文章”としての優秀性」の具体例でもあります)


●作者からの『宿題』に関連して
多分、この最終章に顔ありキャラである北条鉄平と間宮リナが姿も形も見せないのは、作者からの「出題」だと思います。スタッフルームにも書かれていた通り、この作品の『真の解』でいくと、皆殺し編での鉄平への対処方ですら“最善”とは言えない。だから、「より善いこの作品の結末を考えてみよ」という宿題の最も分かりやすい出題として、「より善い鉄平たちへの対処方を」という意味で、この二人の祭囃し編の世界での姿は描かれなかったんだと思います。


●ここからは駄文
にしても、今回の赤坂さんは凄かったっ!それはもう、赤坂さんじゃないみたいに(^-^;!!
っていうか、『ひデブ』での中の人の変更が原因なんじゃないか、ってくらいの“不可能を可能に変える男”っぷりでしたね。

悟史君、生きてたのは良かったですが、最後まで圭一と絡めなかったのはちょっと残念だったなぁ。
悟史は立ち居地的にも『圭一の反面教師的前例』であり、『圭一の対照』なわけですから(外交能力に長けた“新しい風”の象徴たる圭一に対し、内向的で全ての不満を内に溜め込んでしい結果それを爆発させてしまった“風通しの悪い部屋”の象徴みたいな悟史。そして、普通の双子姉妹以上に「同じもの」である魅音と詩音がそれぞれ二人に想いを寄せるのも象徴的)。だから、悟史君が生きているならば、是非ワンシーンだけでもいいからこの二人の絡み、見てみたかったんですけどね。
もっとも、それは来年あたり、『ひぐらしデイブレイク』のセカンドエディションあたりで叶うのかもしれませんが。


最後に。
竜騎士07さんと、そして八咫桜さんやBTさんらその協力者全ての方々、この『ひぐらしのなく頃に』という素晴らしい作品を作ってくださって、本当に、本当にありがとうございました!
そして、この四年半の長丁場、本当にお疲れ様でした!僕はそのうちわずか一年半の付き合いではありましたが、それでも、本当に楽しませていただいた一年半でした!

ありがとう、『ひぐらしのなく頃に』!!!


※裏エンドとは?
実はこの『祭囃し編』、隠しエンドがあったりします。テーマ的に重要なものではないですが、竜騎士07さんからの、何かの創作作品を作り上げようとしている全ての読者たちへのメッセージとなっています。いわば、作者の同志・これから同志となろうとする全ての人へのメッセージです。
なので、それに該当すると少しでも感じた方は、是非読んでみる事をお奨めします。
見る方法は、一度全てを読み終えたあと、シナリオスキップで『カケラ紡ぎ』から始め(ここ以外から始めると隠しエンドは見れません)、全てのカケラを一度も間違えずに紡げば見ることができます。カケラをノーミスで紡ぐ具体的な方法はこちらです。

スポンサーサイト
この記事に対するコメント

そらのむこう 
Artist:dai Vocal:結月そら

閉じた目をそっと開いてごらん
見渡せば暖かい光
一人では出来ないことばかりでも 
みんなが居ればきっと出来るから

いつもの町並みいつもの声も
目に映る物全てがゆらぎ
手探りで一人で探していた
解かるはずない答え
信じられずにまた迷い込む未来なら
僕は君にこの手を差し伸べられるから

そらのむこうから呼びかける声
どうか気づいてその顔上げて
優しい世界を夢に描いた
あの場所に戻ろう

ここに居るすぐそばに居るよ
どんな時でも
君のことを信じているよ

そらのむこうまで広がる未来
手を取り合って飛び立っていこう
笑顔で居たいとそう願ってた
あの頃に戻ろうみんなで
                           僕にとってひぐらしは仲間を大切にしようと思いました。すこしでも自分の人生をかえるれるきがする。いやかえてみせる。
【2006/09/01 00:13】 URL | 楓 #- [ 編集]


そうですね。僕も、長らく人付き合いに臆病になっていた時期、その現状を打破する一つのヒントになったのがこの『ひぐらし』でした。
良い作品というのは、観る者の心に何かを訴えかけ、その人を良い方向に変えてゆける力を持つものだ、と僕は思いますが、『ひぐらし』は正にその典型例な感じですね(^-^。


ただすいませんが、次回のコメントからは、もう少し返答のしやすい形の文章を、よろしくお願いします。
【2006/09/01 20:02】 URL | ごぜん@管理人 #5FtMdOeE [ 編集]

承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
【2011/08/22 14:37】 | # [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://gozen1020.blog69.fc2.com/tb.php/58-a4f75197
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編』/感想

 超絶最高傑作。 このフレーズを使うのも三田誠広『デイドリーム・ビリーバー』以来ですが、本当に、本ッ当に最高でした。1話読むのに10時間程度かかるものが全8話。発表期間は4年半越しという大作ですが、この最終話「祭囃し編」を読み切るために、ここに辿り着くために. ランゲージダイアリー【2006/08/23 19:39】

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -



最近の記事



プロフィール

ごぜん

Author:ごぜん
現在社会人として東京都心の企業に勤めている。出身地は北海道。
一人っ子。故に(?)わがままでせっかちなところがある。趣味はドライブと創作作品鑑賞。ただし基本的に超インドア。
話すのが大好きだが、上手なわけではい。



フリーエリア

このページはリンクフリーです。



フリーエリア

総計 アクセスカウンター 今日 アクセスカウンター 昨日 アクセスカウンター



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。