Endless world -咬龍の庭-
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『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER STAGE-2』 ピコ感想
今回も、本当に素晴らしい一作でした!
今回は「ある事件における出来事をただそのまま俯瞰的視点から見下ろした」感じだった前回とは対照的に、これでもかとばかりにドラマ的な対比構造が盛り込まれたお話でした。もちろん、前回同様15分を過不足無くフルに利用した濃厚なドラマはそのままに。ええ、ドラマに派手さができた分、ドラマの濃さは「あれ以上パワーアップする余地があったんか」だった前回よりも明らかにパワーアップしています。
本当、スタッフさんたちの手腕にはあたまが下がるばかりです。

この作品、映像作品としてかなりハイレベルな作品ですので、皆様にもれなくお奨めです!
第一話の配信は既に終わってしまっていますが、まだこの『スターゲイザー』を観ていないという人は、是非DVDでチェックしてください(^-^。

では、ここからはいつも通りネタバレ感想です。大丈夫な方のみ「READ MORE」にて本文へ。


機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER


機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER







今回のお話は、丸々15分かけて、この物語のメインの二つの陣営・DSSDとファントムペインの両サイドの主人公、セレーネとスウェンの対比構造を描写したお話でした。
実は幼い頃は星を見るのが大好な天文学少年だったスウェン。未知なる可能性を秘めた星々を夢に輝く瞳で見つめた幼い少年は、けれど運命の悪戯によって、地べたに這いつくばって血生臭い殺し合いの日々に身を投じる青年へと成長してしまいました。もう輝いた瞳で空を見上げる事も無く、MSコックピットの中で憎しみを伴い眼下の敵を見下ろす日々。しばしば空を見上げる時も、彼の目はそこにいるだろう殺すべき“敵”への殺意で暗く濁っています。
一方、幼い頃からの(かどうかはわかりませんが、多分そうでしょう)夢であった天文学者として、第一線でバリバリ働いているセレーネ。所属する組織も非武装組織であり、今は地上で行われる殺し合いとは無関係な高みにいて、人類の発展に純粋な気持ちで力を尽くしている。常に上を見上げ、その瞳は人類の明るい未来を見据えて夢と希望に明るく輝いている。

二人の所属する組織、操る機体も見事なまでに対照的です。
ファントムペインは、コーディネーター廃絶のための組織であり、「下を見て嫉妬や怯えに囚われた」組織。過剰なまでの武装、そして構成員への反コーディネーター教育は、明らかにコーディネーターへの怯えが見て取れます。やってる事も、破壊や殺戮など、明らかに非生産的行為であり、その構成員であるスウェンの操る“ストライクノワール”も、破壊と殺戮のための凶器を過剰に仕込んだ漆黒の機体です。
一方DSSDは、憎しみや争いとは無関係に存在し、「ただ上を見上げ」、人類の発展のために力を尽くすためにある純粋なまでに生産的な組織です。その構成員であるセレーネの製作した“スターゲイザー”も、一切の武装を持たず、ただ人類の発展に寄与するためにある純白の機体です。

同じ夢、同じ原点を持ちながらも、ここまで対照的な今を生きる二人。次回、スウェンはDSSDを襲撃するために空に上がるそうですが、これは二人が出会わないはずも無く、何も起きないはずもないですね。

前回の感想で、僕は「この短い物語の中じゃ、スウェンの改心はあり得ないんじゃないだろうか」と書きましたが、どうもそうじゃないっぽいです。
ただしそれは、従来SEEDシリーズのような「対話による相互理解」ではなく、「精神的負荷の浄化」みたいな感覚的なものになりそうです。これも、製作スタッフさんがやってみたいと意欲を見せる「今までのSEEDシリーズではやらなかったこと」ですね。
そして、スウェンの負荷を浄化するのは、在りし日の夢の具現化たるセレーネとスターゲイザーが最も適役な感じです。
次回、この物語がどのような結末を迎えるのか、期待して待ちたいと思います。


さて、前回のラストで衝撃を与えた「子供が乗ったジン」の真相は、ナチュラルに両親を殺された報復に燃えた悲しい小さなゲリラたちだったようで。そして、彼らの背後には、政治的な思惑を持った汚い大人たちの姿も見え隠れしますね。
彼らの存在、そしてそんな彼らを生み出してしまう世界全体が、前回でエドが言った「横や下を向いて嫉妬や怯えに囚われた」ものの体現となっています。ここも、作中の(翻っては現実の)世界情勢とDSSDを上手く対比していて、面白いです。
更に、その子供たちの姿からスウェンが己の過去を想起させられるのも、構成として非常に上手い。
スタッフさんは、作品を語るのに最も効果的で最も効率的な手法をよく吟味なさっている感じです。本当、この作品はあらゆる面でクオリティ高いです。


この物語の一つの売りである『兵器としてのMS描写』ですが・・・。
う~ん、これは今回も今一歩だった感じですね。
もっと詳しく言うと、描写自体に欠点は無いのですが、どうも従来のSEEDシリーズのレベルを超えてない感じです。まあ、従来のSEEDシリーズが既に高レベルであるのが原因っぽいんですが。
今回感心したのがダガーの足の対人バルカンの描写ですが、あれも『SEED MSV』時代からあった設定でした。主役機の僚機であるヴェルデバスターとブルデュエルも“ガンダム”と言うには弱い感じでそれなりに「兵器としてのリアリティ」は出ていたのかもしれませんが、でも「ガンダムを弱体化させてリアリティを出す」手法は従来のシリーズでもよく使われてきたものですし、デュエル・バスターの弱さも従来のSEEDシリーズのエクステンデットたちが使う機体と同程度な感じもしました。
複数のバグゥがブルデュエルを食い荒らす描写はかなり迫力がありましたが、あれもよく観るとリアリティあったのはパイロットの断末魔だけで、あのバグゥの兵器は「リアル」と言うよりは「アニメ的」でした。第一、あんなに殺すのに時間のかかる兵器よりも従来のビームサーベルの方が絶対実戦で使えるでしょう。
と長々と書いてしまいましたが、要は「ちょっと誇大広告気味だったんじゃないか」程度のもので、MS描写も作品としての質を下げてはいない程度のレベルはあったと思いました。


※ここからはちょっとツッコミちっくに
う~ん、もうブルデュエル退場ですか。どうでもいいですが、近接戦闘用機体がビームサーベルでの斬り合いで撃ち負けてそのまま死亡、ってどうよ。思いっきり設定倒れでんがな(^-^;。
ヴェルデバスターも機体解説にあれほどくどく書かれた「銃剣」が今回は一回も使われないままでしたし。まあ、緑バスターには次回があるのですが、ライフルの連結機構やらミサイルポッドやらとも併せて、設定倒れにならないことを説に願いたいです。
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『機動戦士ガンダムSEED C.E.73-STARGAZER-(スターゲイザー)』STAGE-II/感想

 視聴はこちらから。 SEED~DESTINYの中の様々な要素がギュウギュウに詰め込まれていて、外伝としながらもやっぱりSEEDシリーズだなと思わされました。 以下、<続きを読む>でネタバレ感想です。 ランゲージダイアリー【2006/08/24 18:46】

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現在社会人として東京都心の企業に勤めている。出身地は北海道。
一人っ子。故に(?)わがままでせっかちなところがある。趣味はドライブと創作作品鑑賞。ただし基本的に超インドア。
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